大切な人が亡くなったらお葬式でやってあげたい4つのこと

天国への旅支度をする納棺の儀

天国への旅支度をする納棺の儀の写真

亡くなった人の遺体を棺に納める儀式は古くから行われてきました。
天国に旅立つにあたっても、やはり元気だった頃の姿と変わらず、清潔で美しくありたいというのは万人共通の願いといえます。
最近ではエンゼルケアとよばれる言葉も登場していますが、すでに身体の自由がない亡くなった人に代わって、皮膚の表面を濡れたタオルで拭き、洗髪や足浴を行って清潔にします。
点滴や手術などの傷があれば処置をほどこし、耳や鼻の穴などにも真綿で栓をしておきます。
もちろん衣服も着替えてもらいますが、その際には伝統的なあり方にしたがって、白い帷子を新しく着せるのが普通です。
死化粧として顔には薄く化粧をし、身だしなみをととのえるのも忘れてはならないところです。
こうした一連のエンゼルケアですが、昔は家族や親族が行っていたものの、いまではほとんどの部分を病院の看護師や葬儀社の専門のスタッフが行うようになっています。
ただし足袋を着けて紐を結んだり、女性であれば口元に紅を引いたりといった部分は、やはり家族や親族といった遺族の手で行いたいものです。
もちろん専門職のさまたげになってはいけませんので、アドバイスを受けつつということになりますが、みずから行うことで亡くなった人との思い出のひとつの区切りとすることができます。
このようにして遺体を整えた上で納棺をする儀式は、伝統という要素はありながら、やはり現代においても変わらず必要なことに違いはありません。